全記事表示リンク
プロフィール

えび象

Author:えび象
「車海老食べてますか?」
味の王様 車海老の普及活動がライフワーク。

鹿児島マリナーズ株式会社
http://www.k-mariners.com/

2014/12/05(金) 11:50 | コメント:0 | トラックバック:0 |
沖縄大交易会

ものものしくテープカットする姿が
威容を誇る写真は2014.11.26~11.28に開催された
沖縄大交易会。

同業者の集まりで、
たまに「輸出とかって考えてる?」なんて話がでるたびに
「マリナーズは、ちっとも考えてない。」とお答えしていました。

でも、海外のバイヤーさん達の話を良く聞いてみるのもアリだなぁ、と
今回参加しました!(沖縄あたたかいしね!)

沖縄大交易会

こんな感じで沖縄の方々からも歓迎され、
沖縄ローカルTVでも大きく放映されたらしく
沖縄の同業者からも「ねー、どんな感じ?」と聞かれましたので、
ブログにてご紹介。

沖縄大交易会

まずは11/26の前夜祭。

盛大なお出迎えで、
サプライヤーの提供した食材をホテルで調理して
立食形式のパーティです。

ちなみにマリナーズは車海老を提供しませんでした。
だって事前に調理方法、おしえてくれないんだもーん。

(この理由についても、後ほど詳しく)

沖縄大交易会

そして11/27と11/28は、実際に商談会です。

こちらコンベンションセンターにて
【劇場棟】 冒頭のテープカットの写真の場所です。
【展示棟】 各サプライヤーがブース出展します。
【会議棟】 個別の商談会が行われます。

沖縄大交易会

入口では、毎回IDチェックと称する、バーコードか何かによる入館チェック。
かなりものものしいです。

沖縄大交易会

こちらが鹿児島マリナーズのブース!

このようなビジネスサミットやビジネスショー的なブースには、
当たり前っちゃ当たり前ですが、
効果的な出会いなど、滅多にありません。
東京ビッグサイトや、幕張メッセでも頻繁に催事が行われていますが、
むしろ出展者に対して、売り込みをかけたい参加者が多いのが常識です。
営業マンからすれば、同じ属性の企業がわんさか集まって、
会社案内を持って待っているのだから宝の山に見えます(笑)

この点でも、入場規制の厳しい沖縄大交易会は、
そういった営業マンが少ない為、非常に平和でした。
(逆にちょっと寂しい気もしましたが)

閑散としたブースだと寂しいので、とにかく写真を貼って賑やかに!

沖縄大交易会

そして、ブースの前を歩く関係者達に
笑顔で資料を渡す、マリナーズ好感度NO.1男!

頑張って英語で挨拶です(笑)
もちろん資料は全て英語です。

今回、ブースで声をかけてくれたのは、
両隣りのブースさん。
日本の商社さん。
損保の代理店さん。
中国の貸しコンテナ屋さん。
・・・など。

 ね?(笑)

えび象含め、
我が社の生産現場以外のスタッフが気をつけているのは
わざわざ生産者に対して、向こうから「売ってくれ」と言ってくる会社は
90%の確率で「生産者と直接取引すれば安くなる」と
勘違いしている人たちだ、ということです。

あ、そーいえば、こーゆー人もいました。
「なに売ってんの?」
「ふーん、車海老なの?」
「で、幾らなの?安いの?」

はい。こんなことでカチンと来る人は、
このような会に参加してはいけません。
寿命を縮めます(笑)

沖縄大交易会

そして、これが目玉。
商談会場。
かなり厳しいチェックで、サプライヤーとバイヤーを分け隔てます。
ひとつひとつの机が、バイヤー1社。
お見合いパーティのように、時間制で、予約された席へと向かいます。

さらに、ここでの商談マッチングも、まるでお見合いパーティー。
事前に渡された商談候補リストの中から、お互いに「第一印象」を記入し、
相思相愛のカップルだけが、ロミオとジュリエットのように
限られた時間の逢瀬を楽しむ事ができるのです。

いやー。すごいなー。


さて、では以下、所感。

<バイヤーについて>
世の中には色々なバイヤーさんがいます。
■ユーザーさん(最終購入者。レストランなど。)
■ブローカーさん(卸問屋さんですが、生産者からユーザーに直送させ、資金決済と受注の間に入る。)
■ディーラーさん(実際に倉庫を有し、買ってからユーザーに売る。売れのこるリスクもある。)
だいたい、この手の商談会に参加されるバイヤーさんはブローカーさんが多いです。
つまり、ブローカーの、そのまたお客さんから受注してから、発注書を我々サプライヤーに送るパターン。
ユーザーに対して価格競争なんかに巻き込まれない強みをブローカーさんが持つ為には、
「他のブローカーが持たない商品仕入ルートを持つこと」になります。
だから、新しい商材には意欲的です。
もしかしたら「日本まで行って山ほど生産者に会えば、安く買えるかも?」なんて期待したりしてきます。
逆に、我々サプライヤーに対してブローカーさんが強みを持つのは、
「大勢の顧客を持っていること」になります。
百貨店やカタログ会社のバイヤーさんが、我々サプライヤーにとって神様なのは、
それぞれ固定ファンと呼べる一般顧客を抱えているからですね。
今回の沖縄商談会において、我々サプライヤーに対してブローカーが持つ強みは、
「直接営業に行けない遠く離れた異国に、顧客を有している」ということになります。
ブローカーさんは、ユーザーからすれば「商品発掘&仕入代行」。
我々サプライヤーからすれば「販路開拓&営業代行」という立場になります。
前置きが長くなりましたが、バイヤーさんに対する所感です。
平均して、国内のバイヤーさんよりも意欲的です。
でも、高確率で「ブラックタイガーなら、もっと安いよ」と言います。
この先、我々がなんと答えるかは企業秘密です
あと良く話題になったのが、
各国ごとの検疫や、食品衛生、さらに「活き」か「冷凍」という流通が難しい商品に対する
諸国の事情です。
越えねばならないハードルはたくさんあります。

<諸外国の日本食事情について>
アジアの国へ旅行に行って、日本食レストランに入ったことのある人は判ると思います。
「日本食みたいなもの」
「日本食らしきもの」
「日本食に近いもの」
が主流であり、それが現地では高く売れます。
アジアでは日本食は「カネのとれるメニュー」なのです。
少し前の日本を思い出してみればスンナリ理解できます。
ケチャップを絡めたスパゲティを「ナポリタン」と呼び、
お好み焼きみたいな分厚いピザにタバスコをかけて食べる。
これを当時のイタリア人が見たら、「あれはイタリア料理ではない」と言ったに違いありません。
日本で、本格的なパスタが評価され、本場のイタリアンピッツァが好まれるまでに
数十年もかかりました。
インド人が美味しいと思うインドカレーの店が日本で流行るまでにも、数十年かかりました。
定食屋さんの麻婆豆腐ではなく、四川風の麻婆豆腐専門店を見かける様になったのも、この数年の出来事です。
つまり、まだアジア各国においては未だ日本食らしきもので商売ができるし、
本格的な日本食を求める消費者が育っていません。
「わざわざ高いエビを使う必要がない」段階にあるようです。
商談会では、
「本物の日本食を愛し、食材の違いを判る舌を持ち、高いカネを払う顧客と
車海老を美味しく調理する腕のあるシェフを持つ レストランが、
貴方の国にありますか?」と聞きました。
その後の展開は、企業秘密です
と、言いたいところですが、答えは「国に帰って聞いてみる」でした。
なぜなら、彼ら(バイヤー)も車海老を知らない為、聞かないと判らないからです。

<沖縄大交易について>
仕方のない事だと思いますが、バイヤーが神様です。
バイヤーが集まって、はじめて有料参加者であるサプライヤーが集まります。
お見合いパーティは、女の子を無料か格安で集めないと、
高いカネを払う男の子は参加してくれません。
ちなみに今回の沖縄大交易会は
バイヤー160社、サプライヤー200社と聞いています。
もちろん、不愉快な思いなどはしていません。
ただ、扱いに格差があるのは、致し方なし。といったところでしょうか。
あとひとつ感じたのは、
[第1回]なので何よりも盛況感と成功した雰囲気が重視されているように思います。
第2回、第3回と続くのが前提にあります。
沖縄の物流ハブ化、がテーマにありますが、
実はバイヤーさん達からは、
「東京から出せるか?」
「鹿児島から出せるか?」
「神戸から出せるか?」
などと聞かれています。
これでは、沖縄を物流ハブとして経由しません。
いろいろと課題が浮き彫りになったでしょうから、
これを第2回、第3回と是正していくのだと思います。

<総括>
車海老の市場価値について。
先日のマリナーズの幹部会議でも、
「東京の胃袋は昔に比べて小さくなった」という意見がありました。
果たしてそうでしょうか?
いまのモノ溢れの時代、贅沢をしよう!と思った時に誘惑と選択肢に困ることがありません。
消費量が減ったのではなく、使い道(おいしい食べ物)が増えたのだと思います。
前夜祭に車海老を提供しなかった理由
車海老を美味しく調理できるシェフは多くない。からです。
料理皿を見て、がっかりする事が頻繁にあります。
「あ~あ。こんな料理に使うならブラックタイガーで十分なのに。」
なので、調理方法を教えてもらえなかったので食材提供しませんでした。
大事な商談の際に、
「前夜祭で食べたけど、何が違うの?ブラックタイガーで十分だよ。」
などと言われては、元も子もありません。
車海老を美味しく調理できるのは、
しっかりとした修業の経験の中で、車海老を何度も扱ったシェフだけです。
刺身ひとつとっても、活きの殻を剥いている間に不味くしてしまう事があります。
2013年の今時分、食品偽装問題がありました。
だましたレストランよりも、気づかない消費者の方が問題です。
海外バイヤーの方々に
「実は日本人も車海老を食べた事ない人が多い」と言うと驚きました。
車海老を日常的に食べるのは、
ただの金持ちではなく、
車海老の味が判る、限られた金持ちだからです。
そして、その人数は、年々減っていきます。

冒頭文にありました会話

同業者の集まりで、
たまに「輸出とかって考えてる?」なんて話がでるたびに
「マリナーズは、ちっとも考えてない。」とお答えしていました。



この回答には続きがあります。

海外へ攻め出す前に、足元(国内)を固めなくてはね。

地元(日本)の需要を喚起できずに、発展していく海外へ売りにでるのは、
国外逃亡です。
メジャーリーグで通用しないけど、高い年俸が貰える日本にやってきた、
30年前の助っ人外人です。(失礼)

それでも、熱意あるバイヤーの数人の方々からの
連絡を待ちますが、
やはり、「日本での消費量が減っているものを、海外の金持ち相手なら売れる」という
売り方は考えるべきではない、と改めて思いました。

でも、せっかく沖縄まで行ったんだから、海外にも売れるといーなー(笑)


  

関連記事


2014/12/05(金) 11:50 | コメント:0 | トラックバック:0
コメント
コメントを投稿
名前
タイトル
メール
URL
コメント
パスワード
管理者にだけ表示を許可する


トラックバック

この記事のトラックバックURL
 

この記事にトラックバックする (FC2 blog user only!)
 
この記事へのトラックバック


ブログ内検索
カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
QRコード
QRコード